神武天皇の母親の玉依姫が琉球(沖縄か台湾)というのは無理ないか。

竹内睦泰氏「古事記の邪馬台国」に神武天皇の母親の玉依姫は琉球で生まれたと書かれていたので、それについて考えてみたい。

まず、玉依姫とは誰か。
玉依姫の親から考えるとややこしいから、この場合、下賀茂神社から考えるとわかりやすい。
なぜなら、摂社の河合社に神武天皇の母として玉依姫が祀られているから。

そして、下賀茂神社の祭神として玉依姫が祀られている。
この玉依姫と河合社の玉依姫が同一人物かというと、それはわからない。

玉依姫は特定の人物を表す名ではない。たぶん。(Wikipediaより

ただ、この本の中では同神としていて、別雷と神武天皇を異父兄弟としている。
(個人的には、首を捻りたくなるが別に良い。)

しかし、賀茂社によれば、玉依姫は賀茂建角身命と「丹波の國」の神野の神伊可古夜日女との間の子という。
間違っても琉球で生まれたといことはないでしょう。

伊勢神宮に次ぐ格式のある賀茂社の祭神が琉球出身だったらどうでしょう。

どこか間違えてると思う。

このページの先頭へ