高松塚古墳とキトラ古墳の違いを比較
古墳の大きさ
高松塚古墳:直径23m 高さ5m
キトラ古墳:直径13.8m 高さ3.3m
築造時期は、どちらも7世紀末~8世紀初頭と推定されています。
石室内の大きさ
高松塚古墳:長さ265cm 幅103cm 高さ113cm
キトラ古墳:長さ260cm 幅100cm 高さ130cm
壁画
四神
どちらの古墳にも四神が描かれていますが、高松塚古墳では盗掘の際に開けた穴のため朱雀の壁画が見れません。
また、キトラ古墳では白虎が北向き(珍しい)で、高松塚古墳では白虎が南向き(一般的)の違いがあります。
高松塚古墳の玄武
キトラ古墳の玄武
高松塚古墳の青竜
キトラ古墳の青竜
高松塚古墳の白虎
キトラ古墳の白虎
キトラ古墳の朱雀
天文図・星宿図
どちらの古墳にも天井に星座が描かれています。
高松塚古墳の場合は、実際の星空と同じ位置に星座が配置されていない簡略化された星宿図です。
キトラ古墳の場合は、ある程度実際の星空と同じように描かれていますので、世界最古の天文図と言われています。
男子群像と女子群像
高松塚古墳にのみ男子群像と女子群像が描かれています。
右に4人、左に4人の男女8人ずつの計16人が描かれています。
獣頭人身十二支像
キトラ古墳にのみ獣頭人身十二支像が描かれています。
それぞれの四神の下に3体ずつ描かれていたと思いますが、現在判別できるものは6体のみです。
子(ねずみ)
丑(うし)
寅(とら)
寅(とら)
戌(いぬ)
日像と月像
どちらの古墳にも東側の上部に日像、西側の上部に月像が描かれています。
高松塚古墳の月像
高松塚古墳の日像