石舞台古墳

概要

巨大な石室が露出した状態で残っているため、有名な古墳の一つとなっています。
明日香村と聞かれて石舞台古墳を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

玄室は、奥行き7.5m、幅3.3m、高さ4.7mで、石の総重量は2,300t、天井部分だけで77tと推定されます。
羨道(玄室までの道)は、長さ11.7m、幅2.5mです。

築造時期は、7世紀の初めから前半と推定されています。

これだけ巨大な石室を有する古墳は、同時代では丸山古墳と條ウル神古墳ぐらいでしょうか。
また、発掘調査の結果、石舞台古墳の築造の際に数基の古墳を破壊していることがわかっており、そういった例はあまりなく、これらから被葬者の権力の大きさが窺えます。

古墳の形状は一辺約50mの方墳(正方形)で、その回りに幅約6~8mの掘があり、さらにその外側に幅約7mの堤が設けられています。

堤までを合わせると一辺約80m程の古墳になります。


出典元:asukamura.com

現在の石舞台古墳は、上記の画像のように観光整備がされていますが、昭和8年の発掘調査前までは下の画像のように石室のすぐ側まで水田があり、玄室や羨道のほとんどは土に埋もれていた状態でした。


出典元:kyoto-u.ac.jp

アクセス方法

石舞台古墳の北側にある国道155号線沿いに行けばアクセスは難しくないと思います。

駐車場とレンタサイクル

石舞台古墳の北側に無料の駐車場がありますが、普通車は10台までですので、利用できない可能性があります。
その場合は、西側に1日500円の有料駐車場があります。
こちらの駐車場は、普通車は150台を停めれますので繁忙期でない限りは利用できると思います。

レンタサイクルは、すぐ北西にあり、1日900円から利用できます。
こちらのレンタサイクルは、他に4カ所あり、プラス200円で乗り捨て可能です。

入場料と時間

8:30~17:00

大学生以上:350円
高校生・中学生:250円
小学生:170円

年中無休

考察と感想