松尾山の磐座(いわくら)への入山

松尾大社の本社の後ろにそびえる松尾山の山頂付近には磐座(いわくら)があります。

磐座とは、古代の人が自然の神として信仰をしていた岩のことです。
松尾大社の社殿が造営された701年よりもっと前から、人々はこの磐座で祭祀を行っていたとされます。


(松尾大社HPより)

それだけ神聖な場所なので、元々は神職の方以外は入れない場所だったようですが、現在は許可を得ることにより入山することができます。

登拝の際には、本社内の社務所で申し込みをします。

受付時間は9時から15時の間です。

所要時間は、だいたい往復1時間ぐらいです。

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入山料金

入山料金は、1000円。

驚きの料金です。

通常、こういう寺や神社の料金は、施設の維持管理のために徴収されます。
そして、参拝者も納得して支払います。

しかし、この磐座周辺の維持管理に、なぜ、1000円も取るのでしょうか。
社殿の維持にしても、失礼ながらそれほど社殿が多いわけでもなく、遷宮も50年ぶりということですから、松尾大社の場合、参拝者が多いでしょうから十分なように思います。

(初詣の参拝者数は、京都で5番目に多い25万人)

同じように入山が禁止されていて許可がいる山では三輪山があります。
登拝する際には大神神社で申し込みをしますが、料金は300円です。
これが普通の料金と思います。
三輪山は松尾山より、標高も登山時間も2倍も違うのにです。
(標高や時間は関係ないかもしれませんが・・・)

社殿の数も大神神社の方が数倍です。

この辺りを比べてみると高いように思います。

松尾大社の近くにある西芳寺も拝観料が3000円で、この料金も驚きです。
行ったことがないのでその価値はわかりませんが、いくらすばらしい庭園があったとしても他府県でその料金は考えられないでしょう。

大阪や奈良で1000円以上の料金は法隆寺ぐらいでしょうか。
ただ、法隆寺は伽藍が非常に多く、その維持管理に費用が掛かるのはわかります。
それだけの価値もあると思います。
(価値は人それぞれですが・・・)

京都は、観光客が多いが故に殿様商売をし過ぎではないでしょうか。
他府県では、その料金では、あまり人は来ないでしょうから。